Q 「保護パッド」とは何ですか?「保護パッド」がついてるヘルメットとついてないヘルメットの違いは、何ですか?
A(アンサー)
保護パッド(衝撃吸収ライナー)とは、ヘルメットに衝撃が加わった際に頭部に伝わる衝撃を緩和するための発泡スチロール製の部品のことです。
※ 保護パッド(衝撃吸収ライナー)の形状は、ヘルメットによって異なります。
保護パッド(衝撃吸収ライナー) がついてるヘルメットは、墜落時保護用のヘルメットとして区分されます。
墜落時保護用のヘルメットは、墜落による危険を防止又は軽減するためのものです。帽体とハンモックとのアキの部分に保護パッド(衝撃吸収ライナー)が入ります。
墜落による労働者の危険を防止するための保護帽の着用が規定された作業範囲につきましては、下記表をご参照下さい。
※ 勝手に保護パッド(衝撃吸収ライナー)を取ってしまうと墜落時保護用のヘルメットとして使えませんのでご注意下さい。
※ 保護パッド(衝撃吸収ライナー) がない墜落時保護用ヘルメットもあります。
最近では、ヘルメット内部に保護パッド(衝撃吸収ライナー)がないタイプの墜落時保護用ヘルメットも増えてきました。
このタイプの墜落時保護用ヘルメットは、空間をふさいでいた保護パッド(衝撃吸収ライナー)を失くすことにより頭部の空間を広げ、 効果的に風を通して、ムレを防ぐことが出来ます。涼しさと安全性を両立させた優れものの安全ヘルメットです。
上記以外で保護パッド(衝撃吸収ライナー)がついてないヘルメットは、墜落時保護用ヘルメットでは、ありませんのでご注意下さい。
※ 一部作業現場では 保護パッド(衝撃吸収ライナー) がないと使用できない場合があります。
墜落による労働者の危険を防止するための保護帽の着用が規定された作業範囲
151条の52 | 最大積載量が5トン以上の不整地運搬車に荷を積み卸しの作業(ロープ掛け及びシート掛け又ロープ解き及びシート外し作業を含む) |
151条の74 | 最大積載量が5トン以上の貨物自動車に荷を積み卸しの作業(ロープ掛け及びシート掛け又ロープ解き及びシート外し作業を含む) |
435(429)条 | はいの上における(作業の箇所の高さが床面から2m以上)作業 |
518条 | 2m以上の高所作業 |